12月22日、消費者庁はイオングループの葬儀会社イオンライフ(株)に対し「イオンのお葬式」の名称で供給する葬儀サービスの表示について、景品表示法違反(有利誤認) の措置命令を行いました。
料金プランを提示して「追加料金不要」と記載することで、サービスを提供するにあたって必要な追加、変更する場合でも、あたかも、記載された価格以外に追加料金が発生しないかのように表示をしていました。
報道によると、全体の4割ほどで追加料金が発生し、苦情が寄せられていたと報じています。
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イオンライフ株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について
(消費者庁 平成29年12月22日)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_171222_0001.pdf
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●違反概要
【対象役務】
「イオンのお葬式」の名称で供給する葬儀サービスのうち、「火葬式」、「1日葬」、「家族葬」
【表示媒体・期間】
朝日新聞夕刊:平成29年3月14日(配布地域:全国、配布部数:約210万部)
産経新聞朝刊:平成29年4月27日(配布地域:全国、配布部数:約160万部)
毎日新聞夕刊:平成29年5月6日
(配布地域:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、配布部数:約30万部)
【違反内容】
表示内容:
「追加料金不要」と記載したうえで、「火葬式198千円(税込)」「1日葬348千円(税込)」「家族葬498千円(税込)」と記載することで、あたかも、本件3役務の提供に当たって必要な物品又は役務を追加又は変更する場合でも、記載された価格以外に追加料金が発生しないかのように表示をしていた。
実際:
下記のケースに該当する場合には、追加料金が発生するものであった。
【表示例】
報道によると、全体の4割ほどで追加料金が発生し、苦情が寄せられていたと報じています。
同社は、斎場使用料をプランにより2万5000円と5万円に設定していたが、施設によっては数万~十数万円程度の追加料金が必要だった。火葬場の設定料金も1万5000円などとしていたが、実際は6万円前後掛かったケースがあった、としています。
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「イオンのお葬式」に措置命令=「不要の追加料金」請求4割-消費者庁
(msnニュース 平成29年12月22日)
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同社は、本件についてのお詫びをHPに掲載していますが、返金対応等についても記載はありません。
≪参考記事≫
・ガリバー運営会社のIDOM、自動車保証の表示に景表法措置命令。打消し表示に注意!
・FREETELのSIMサービス、「業界No.1」「通信料0円」表示に優良・有利誤認の景表法措置命令。打消し表示に注意を(消費者庁:平成29年4月21日)
・打ち消し表示無効。モデル写真と実質料金に乖離。着物レンタル事業者のDM用カタログに景表法措置命令
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