令和4年度景表法違反、国及び都道府県の措置命令件数は48件。「保健衛生品」が大幅減(消費者庁 2023年6月公表)

消費者庁が年度ごとの景表法違反に関する事件処理件数や、国や自治体の取り組みをまとめた「令和4年度における景品表示法の運用状況及び消費者取引の適正化への取組」(※)が6月1日に公表されました。
※9月22日に、令和4年度における処理事件の商品役務別分類について、誤字の修正のため、公表資料の差替えを行った。

令和4年度の国と都道府県の措置命令件数の合計は48件で、前年度の45件から3件増加しました。
内訳をみると、国の措置命令件数が42件で前年度(41件)から1件増加、都道府県が行った法的措置(措置命令)は6件で前年度(4件)から2件増加となっています。

国の措置命令件数、都道府県の法的措置件数の推移


国の措置命令件数について:
平成21年8月末日までは公正取引委員会における排除命令件数、同年9月以降は消費者庁における措置命令件数。
都道府県知事による法的措置件数について:
平成26年11月末日までは指示件数、同年12月1日以降は措置命令件数である(ただし、平成26年度の措置命令件数は0件)。

令和4年度の国や都道府県の景表法の運用状況及び違反概況を、以下の記事にまとめています。
(会員限定コンテンツです。会員登録(無料)はこちらから

《記事内容》
・調査件数・処理件数の推移
・事件内容の内訳
・処理事件の商品役務別分類 
・措置命令を行った事件 
・課徴金納付命令
・都道府県の措置内容
・行政処分取消訴訟

===================================
◆フィデスの広告法務コンサルティング◆
消費生活アドバイザーが、貴社の広告コンプライアンス
体制構築をサポートします。
詳細はこちら
===================================

————————————————————-
◆本ブログをメルマガでまとめ読み!
本ブログの更新情報を、ダイジェストでお届けしています。
登録はこちら
————————————————————

関連記事

  1. 「禁止出品物」ルールに見る CtoCプラットフォームのマスク高額転売対…

  2. JAROへの苦情、不適切なNo.1表示、警告等12件中8件(日本広告審…

  3. JAROへの苦情、健康食品6割減。審査事案の3分の1がアフィリエイトサ…

  4. 健康食品56品目のうち41品目に表示違反の疑い(2020年度東京都健康…

  5. 訪問販売・電話勧誘「原則禁止」を消費者の7割が希望(消費者庁調査) 

  6. JAROへの新型コロナウイルス関連広告への苦情、6月減少。7月再び増加…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

最近の記事

2025年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

久保京子

このサイトを運営する(株)フィデスの代表取締役社長。メーカーにてマーケティング業務に従事した後、消費者と事業者のコミュニケーションの架け橋を目指し、99年に消費生活アドバイザー資格を取得する。
(財)日本産業協会にて、経済産業省委託事業「電子商取引モニタリング調査」に携わったことを契機に、ネットショップのコンプライアンス及びCS向上をサポートする(株)フィデス設立。