平成21年度より継続実施されている、消費者庁による健康食品等の虚偽・誇大表示のインターネット監視。平成27年7月~9月の結果が平成27年12月25日に公表されています。
27年4月~6月の結果とまとめての公表となっています。
今回の監視では、26事業者(31商品)の表示について、健康増進法に違反するおそれのある文言等を含む表示があったとして、消費者庁がこれらの事業者に対し、表示の適正化を求めるとともに、ショッピングモール運営事業者へも協力を要請しています。
期間ごとの監視対象の表現(検索キーワード)には、「ダイエット」、「痩身」、「脂肪燃焼」、「美白」等の効果表現が挙がっています。
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インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示に対する要請について
(平成 27 年7月~平成 27年9月)
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/151225premiums_1.pdf
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●監視対象の表現(検索キーワード)は、過去、複数回繰り返し監視テーマとなっている
今回(平成27年4月~9月)の検索キーワード「ダイエット」、「痩身」、「痩せる(やせる、ヤセる等)」、「脂肪燃焼」等のダイエット(痩身)効果表現は、平成26年7月~9にも登場しています。
平成26年1月~3月、平成27年1月~3月の期間の検索キーワードは、いずれも「インフルエンザ」、「ウィルス対策」、「ノロウィルス」、「乾燥肌」、「花粉症」等の季節性の疾病の予防に効果表現となっています。この傾向は平成24年1月~3月、平成22年12月~平成23年3月も同様です。
平成26年10月~12月の「ガン(がん、癌)」、「脳梗塞」、「動脈硬化」、「肝炎」、「心臓病」、「糖尿病」、「脳卒中」、「脳出血」、「くも膜下出血」等の疾病効果表現は、平成25年4月~6月、平成23年10月~12月、平成22年6月~8月、平成21年6月~9月と過去、最も多く取り上げられています。
平成25年12月に消費者庁は 「いわゆる健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」を公表しています。
本ガイドラインが、虚偽・誇大広告規制の判断基準とされていますのでしっかりチェックしておきましょう。
・ 虚偽誇大広告の「あたかも認定」に注意! 健康食品ガイドライン(消費者庁)
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