ヤフー広告審査非承認理由、薬機法、No.1表示規定への抵触が各3割。最新の広告掲載基準は?

掲載基準変更で、過去に重大な違反が認められた広告の対象商品は広告掲載できなくなった

この審査の広告掲載基準は、法改正や社会情勢に合わせて常に見直しを行っており、2021年度も複数の掲載基準が見直され、2022年1月13日より新基準の審査への適用を開始するとしています。
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広告掲載基準変更のお知らせ(2022/1/13適用開始)
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/announce/30233862.htm
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基準変更点で特に注目したのは、「掲載できない広告」として、「広告表現において過去に重大な違反実績があるもの」の追加です。
この規定によれば、ひとたび広告審査で重大な違反表現が指摘された場合、表現を訂正しても、対象商品の広告掲載は実施中及び以降のものも受け付けてもらえないことになります。

実施概要は以下の通りです。

1. 適用開始日
2021年2月8日(月)
※日程は変更になる場合あり。

2. 実施概要
広告審査において重大な違反表現が認められた場合、当該審査対象の広告にて 訴求する商品(以下「対象商品」)は広告掲載のリスクが高いと判断し、当該違反表現を訂正した場合であっても、以降の対象商品にかかる広告掲載の申込みを断る、また、実施中の対象商品にかかる広告掲載についてもヤフーの判断において停止する。

「重大な違反表現」とは、以下のいずれかに該当する場合をいう。
明らかな虚偽、誇大広告
重大な健康被害の恐れのあるもの
その他「Yahoo! JAPAN 広告掲載基準」への重大な違反と当社が判断する表現   

Yahoo! JAPAN広告掲載基準
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/middlecategory?lan=ja&cid=1699&o=default

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久保京子

このサイトを運営する(株)フィデスの代表取締役社長。メーカーにてマーケティング業務に従事した後、消費者と事業者のコミュニケーションの架け橋を目指し、99年に消費生活アドバイザー資格を取得する。
(財)日本産業協会にて、経済産業省委託事業「電子商取引モニタリング調査」に携わったことを契機に、ネットショップのコンプライアンス及びCS向上をサポートする(株)フィデス設立。