「食の安全」高年齢層ほど高関心、「国産」「店舗・販売事業者」を重視 (日本政策金融公庫 平成27年7月)


日本政策金融公庫が7 月に実施した平成 27 年度上半期消費者動向調査で、「食の安全」への関心度及び、消費者が食品購入する際の安全性の判断基準について調査しています。

日常生活を営む中で、約5割の人が「食の安全」に対して関心を持っており、70 代では7割以上が関心を持っているという結果となっています。また、「国産」であることが安全性を判断する主要な基準として挙げられており、「米」、「野菜」、「鶏卵」については最多となっています。

調査データを見てみましょう。


生活を営む上で、自然災害や交通事故、病気・けがなど様々なリスク・問題に対して安全を意識している中で「食の安全」は、どの程度の位置づけか消費者に質問した。

●「食の安全」高年齢層ほど関心が高まる傾向
「食の安全」について「関心がかなり高い」「関心が高い」と回答した割合は、あわせて 49.3%となった。
男女別では、男性(44.9%)よりも女性(53.7%)で高く、また、年代別では、高年齢層ほど関心が高まる傾向がみられ、特に 70 代では、72.8%と非常に高い関心をもっている。
食の志向_安全 H.27上

食品購入時に安全性を何で判断しているか、品目別に質問した。

●安全性判断、「米」、「野菜」は「国産」。「果物」は「鮮度」
米:
「国産」51.4%、「産地」29.3%、「店舗・販売事業者」25.5%。
「特に気にしていない」12.6%。
野菜:
「国産」41.5%、「鮮度」35.3%、「店舗・販売事業者」25.1%。
「特に気にしていない」10.9%。
果物:
「鮮度」39.8%、「店舗・販売事業者」30.2%、「国産」24.7%。
「特に気にしていない」13.6%。
食の志向_安全_青果 H.27上

●安全性判断、「魚介類」は「鮮度」、「食肉」は「店舗・販売事業者」、「鶏卵」は「国産」
魚介類:
「鮮度」45.3%、「店舗・販売事業者」33.8%、「国産」21.1%。
「特に気にしていない」12.1%。
食肉:
「店舗・販売事業者」36.7%、「鮮度」35.8%、「国産」31.0%。
「特に気にしていない」11.9%。
鶏卵:
「国産」41.3%、「店舗・販売事業者」31.7%、「生産、処理、包装日」23.9%。
「特に気にしていない」13.6%。
食の志向_安全_魚介・肉 H.27上

●安全性判断、「牛乳乳製品」は「製造年月日」。「弁当・惣菜」「加工食品」は「店舗・販売事業者」
牛乳乳製品:
「製造年月日」38.6%、「店舗・販売事業者」31.7%、「国産」30.6%。
「特に気にしていない」14.2%。
弁当・惣菜:
「店舗・販売事業者」44.0%、「製造年月日」30.9%、「国産」18.1%。
「特に気にしていない」16.6%。
加工食品:
「店舗・販売事業者」37.7%、「製造年月日」32.1%、「国産」22.4%、。
「特に気にしていない」15.9%。
食の志向_安全_加工食品 H.27上

安全性の判断基準に「国産」であることが、「米」、「野菜」、「鶏卵」で最多回答として 4 割以上を占める結果となっており、また、その他品目でも上位3番目の回答となりました。国産食品における「食の安全」に関する信頼が高いことがわかります。
また、食品を購入する先である「店舗・販売事業者」についても、各品目ともに高い割合となっており、消費者にとって、「食の安全」を確保する上で、事業者の位置づけは高く、その役割が重要であることがうかがわれます。

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安全性の判断基準に関する消費者動向調査結果
(日本政策金融公庫 平成27年7月調査)

調査時期: 2015年7月1日~7月15日
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査対象:全国の20歳代~70歳代の男女2,000人(男女各1,000人)
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