ロイヤルダイニングの牛肉料理メニューに景表法措置命令。黒毛和牛表示、実際は外国産牛(消費者庁:平成31年4月26日)


消費者庁は4月16日、東京都国分寺市に本店を置く飲食業(株)ロイヤルダイニングに対し、同社が提供している料理のメニュー表示について、景品表示法の措置命令を行いました。

同社が展開する沖縄県や東京都の焼き肉レストランで、タンやハラミなどがあたかも黒毛和牛を使用しているかのように表示をしていましたが、実際は外国産牛のものを使用しており、優良誤認表示とみなされました。

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株式会社ロイヤルダイニングに対する景品表示法に基づく措置命令について
(平成31年4月16日 消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/release/2019/pdf/fair_labeling_190416_0001.pdf
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消費者庁及び内閣府沖縄総合事務局の調査による事案です。
内容を確認します。

【対象料理】
店舗:焼肉レストランROINS沖縄
「タン」「ハラミ」を使用した料理並びに、これら料理を含む盛り合わせ又はコース料理
店舗:焼肉レストランROINS東大和
「タン」「ハラミ」「シマチョウ」を使用した料理並びに、これら料理を含む盛り合わせ、セット又はコース料理

【表示媒体】
自社ウェブサイト、メニュー

【表示期間】
店舗:焼肉レストランROINS沖縄
平成25年3月21日から平成30年12月20日まで
店舗:焼肉レストランROINS東大和
平成26年11月26日から平成30年12月6日まで

【違反内容】
表示:

例えば、対象料理について、
「沖縄県産の食材と日本全国選りすぐりの黒毛和牛専門店」
「『心のこもったお料理を』をモットーに料理長が厳選した黒毛和牛のみを使用した、ROINS自慢の新鮮でクオリティの高い料理をお楽しみください。」
「【厚切りの黒毛和牛を使用した上タン塩】お客様が必ず驚く当店の上タン塩は、黒毛和牛の舌を丸ごと一本使用仕入れております。」
等と記載することにより、あたかも、対象料理には、黒毛和牛の部位を使用しているかのように示す表示をしていた。

実際:
外国産牛の部位を使用したものがほとんどだった。

表示例:
ロイヤルダイニング1

2014年12月の景品表示法改正となり、課徴金も課されることとなったきっかけは、ご存じ2013年のメニュー偽装問題でした。
その後、違反も改善され、料理メニューの食材表示に関する措置命令も減少していたところですが、2018年度は再び処分事案が発生しています。
関連記事をご確認ください。

・食材虚偽表示問題で、初めての行政処分。近畿日本鉄道、阪急阪神ホテルズ及び阪神ホテルシステムズに景表法措置命令(消費者庁 2013年12月19日)

・木曽路に景表法措置命令。食材虚偽表示問題以降も、社内で不正を見抜けず
(消費者庁 2014年10月15日)

・ロイヤルパークホテル4度のお詫び。メニュー表示に景表法措置命令
(消費者庁 2015年2月4日)

・「塚田農場」運営元に景表法措置命令。「地鶏」メニューから一般消費者が受ける印象は?
(消費者庁 2018年5月22日)

・キリンシティの料理メニューに景表法措置命令。製造委託、仕入れ商品の誤表示に注意!
(消費者庁 2018年6月13日)

・求められる仕入れ先の商品管理体制。恒づねの和牛表示に景表法措置命令
(大阪府 2018年9月11日)

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