【景表法】二重価格表示の注意点~販売条件が異なる販売価格~


前回(二重価格表示の注意点~競争事業者の販売価格~)に続き、二重価格表示における注意点を説明します。
今回は、「販売条件が異なる販売価格」を比較対照価格とする場合です。

同一の商品であっても、顧客の条件や購入時期等、異なる販売条件で販売価格に差を設け
る場合、安さを強調するために、特定条件の販売価格を比較対照価格とする二重価格表示
が行われることがあります。
しかし、それぞれの販売価格が適用される販売条件の内容等について、実際と異なる表示
やあいまいな表示を行うと、一般消費者に販売価格が安いとの誤認を与え、景品表示法、
特定商取引法上、不当表示に該当するおそれがあります。

【不当表示に該当するおそれのある比較対照価格】

●その価格での購入者がほとんどいない販売価格
会員制の販売方法において、会員価格と比して高額な非会員価格を表示しているが、容易
に会員になることが可能であり、非会員価格での購入者がほとんどいない場合、その
非会員価格は有名無実のものです。そのような非会員価格を比較対照価格として表示
してはいけません。

容易に会員になることが可能な場合とは:
入会金が無料であったり、手続が簡単(チェックボックスにチェックを入れるだけなど)
であるなど。

●ピーク時の販売価格を「当店標準価格」と表示
交通機関、宿泊施設の利用料金など、需要のピーク時とオフ時で販売価格の差が大きく、
かつ、ピーク時の期間が特定の時期に限定されている場合、オフ時の販売価格を表示する
際に、ピーク時の販売価格を「当店標準価格」など平均的な販売価格であるかのような名
称を付して比較対照価格として表示してはいけません。

次回は、「割引率又は割引額の表示」を行う際の注意点を説明します。

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