メール広告からしかたどり着けない中間ランディングページ、不適切表示隠しの巧妙な手法(日本広告審査機構 平成28年度)


平成28年度にJARO(公益社団法人 日本広告審査機構)が「警告」を行ったインターネット上の広告・表示の類型化事例で、前回は、広告主による不適切な表示例として、【ケース1】成分に関する記事体広告(ポータルサイトとのタイアップ)の問題点について解説しました。
今回は、【ケース2】メール広告からしかたどり着けない中間ランディングページの事例を取り上げます。
ネット広告類型(JARO)


【ケース2】メール広告からしかたどり着けない中間ランディングページ
問題事例:
広告主:化粧品販売事業者

1) 大手ショッピングモールのメールマガジンに掲載されたバナー
「気になる箇所を集中ケア 」などとうたうバナー広告。
↓クリック
2) 広告主の中間ランディングページ
「1日たった15秒で肌細胞を再生することが可能」「小じわ、ニキビ痕、毛穴全てがなくなります」など、不適切な表示が多い化粧品広告サイト。
↓購入ボタンをクリック
3) 大手ショッピングモールの広告主が運営するショップページ
2)のような不適切な表示は見られない。

中間ランディングページはメールマガジンの広告をクリックすることでしかたどり着けず、ショップから中間ランディングページへの逆方向のリンクはない。
メルマガ発行の大手ショッピングモールは広告掲載にあたり、バナーの移動先の中間ランディングページも確認していたが、当初は不適切な表示はなく、その後ページが差し替えられた。
不適切な表示内容が不特定多数の目に触れにくいよう、巧妙な手法がとられている。

法律上の問題点:
メールマガジンのバナー広告、中間ランディングページ、ショッピングモールのショップページすべてが当該化粧品の一連の広告に該当。
「1日たった15秒で肌細胞を再生することが可能」等の表示は、薬機法に抵触するおそれあり。

次回は、アフィリエイターによる不適切な表示例として、【ケース3】ポータルサイトにインフィード広告を出稿するアフィリエイターを取り上げます。

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JAROの最近の審議事例にみる
インターネット上の広告・表示の現状と課題
(公益社団法人 日本広告審査機構 2017年8月22日)
https://www.jaro.or.jp/news/ghuq7e0000000v73-att/20170822_InternetAdState.pdf
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